ここでは、チューナーの使い方と色々な種類について、簡単に解説しています。
チューナーとは、ギターの音を簡単に合わせるための機器のことで、
チューニングメーターともいいます。
基準のラの高さについて
まず最初に、チューナーの基準の設定を440hz(ヘルツ)に設定しましょう。
ここを間違えると、全ての音程がズレてしまうので、必ず確認しましょう。
もし持っているチューナーがヘルツの設定ができないタイプのものだった場合、そのチューナーは440hzに固定されていますので、気にせずそのまま使いましょう。
ギターのラは440hz
ギターは440hz、その他の楽器や歌は442hz、と覚えておきましょう。
世界標準は、440hzです。
ただ日本・ドイツ・イタリアだけは、442hzという古い慣習が未だ残っています。
そのため、他の楽器や歌とアンサンブルする時には、ギターも442hzに設定します。
もしアンサンブルをする場合には、念のため相手に「基準のラは442hzですか?」と確認しましょう。
音叉を購入する場合
音叉にも440hzと442hzの二種類が売っています。
ギターでは440hzしか使いませんので、440hzの方を購入するようにしましょう。
但し、他の楽器とアンサンブルする場合には、442hzも購入した方がいいです。
チューナーの表示は、下の赤字のように英語で表示されます↓
ギターでは、開放弦を以下の音程にチューニング(調弦)します↓
あとはチューナーの画面を見ながら音を弾き、チューナーの針が画面の真ん中に来るようにペグ(糸巻き)をどちらかに回して、音を合わせていきます。
合わせ方のコツ
- ⑥弦から合わせていきましょう。
- 弾いた音の余韻(よいん)を消さないで、のばしましょう。
- 音をあまり連打で弾かないで、余韻で合わせていくようにしましょう。
- 大きい音(アポヤンド)で弾きましょう。
アルファベットの横の数字
チューナーによっては、上の表のようにアルファベットの横に小さな数字が表示されるものもあります。
これは下記の例のように、音の高さを表しています。
ついつい糸巻きを回しすぎて弦を切ってしまわないように、チューナーを購入される場合には、この数字が表示されるチューナーを購入されることをおすすめします。
実はギターは、楽譜に書かれている音よりも実際には1オクターブ低い音が鳴る楽器です。
このように実際とは違う音が出る楽器のことを、移調楽器といいます。
ホルンやクラリネット等も移調楽器で、他にもたくさんの移調楽器があります。
なぜ実音で楽譜に書かないのかというと、楽譜が加線だらけになって、とても読みにくくなってしまうからです。
ということで、ギターは実際にはとても低い音域の楽器ということになります。
チューナーの種類
チューナーには、たくさんの種類のものが販売されているので、
サイズ・機能・使い勝手等を以下の動画にまとめました。
動画の中で紹介したチューナーのリンクを貼っておきます↓
DADDARIO ( ダダリオ ) / PW-CT-12 NS Micro Headstock Tuner
目立ちにくい、コンパクトなクリップチューナーです。
KORG ( コルグ ) / AW-4G-BK PitchCrow-G クリップ式チューナー
動画では紹介してませんが、画面の表示が見やすく、取り回しが良いチューナーです。
KORG ( コルグ ) / TM-60-WH チューナーメトロノーム
チューナーとメトロノームが一緒になっているタイプです。