永田ギター教室のブログ
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おすすめ&使い方

【RODE】コンデンサーマイクの色々

RODE condenser mic

ここでは、私が実際に使用してきたコンデンサーマイクの特徴や感想を、実演を交えて紹介しています。

これまで色々なマイクを使ってきて、ようやく自分なりのクラシックギターの録音演奏に向いたマイクの答えに至りました。
それは、最後のまとめでお示ししています。

RODEのコンデンサーマイク 3種類の音質比較動画

まずは、実際にRODEの3種類のマイクの性能を比較してみましたので、その動画をご覧下さい。

どうだったでしょうか?

動画では、EQ(イコライザー=各周波数帯の調整)はかけずに、マイクの生音(加工なし)で収録しています。
後半のみ、Reverb(リバーブ=残響の調整)をかけてみました。

私の感想は、それぞれに個性があって、結構違うものだなと感じました。

それでは、実際に録ってみた感想や感じた特徴を、次で詳しく記していきます。

RODE / M5 Matched Pair

RODE ( ロード ) / M5 Matched Pair ステレオペアマッチング・コンデンサーマイク
RODE ( ロード ) / M5 Matched Pair ステレオペアマッチング・コンデンサーマイク

2015年に購入してから、今までずっと使ってきました。
実際に長年使用してきてわかった個人的な感想を、以下に記します。

良かった点

  • 価格が安い
  • 2本セットなので、柔軟なセッティングができる
    ・ステレオで録ったり
    ・二重奏も録れたり
    ・片方は高音を狙い、もう片方は低音を狙ったり
  • ハンディレコーダーよりは、音質が良い(と思う)
  • 私のように趣味でYoutubeにアップロードする程度なら、十分なクオリティ

気になった点

  • 高音のシャリシャリ感が気になる
  • 低音の重厚感が、実際に生で弾いている時より痩せる
  • そのため、EQで自分好みの音に加工したくなる

 

最初は、大満足で感動すら覚えました。
ですが、そのうち欲が出てきて、もっと良い音を追い求めるようになり、
下記のハイグレードなマイクに手を出してしまいました。

RODE / NT6

RODE ( ロード ) / NT6
RODE ( ロード ) / NT6

これは、あるコンサートで使用するため、2020年に購入しました。
RODE製のマイクには満足していたので、同じRODEでよりハイスペックなもの、そしてコンパクトなものを選びました。

良かった点(M5 Matched Pairに比べて)

  • 全体的にパワフルになった
  • 低音の重厚感が増した
  • 高音のシャリシャリ感がなくなり、すっきりした
  • EQで加工する必要がなくなった
  • とにかく小さく、コンサート時にも目立たないし、取り回しが良い
  • NT6専用のグースネックRODE ( ロード ) / GN1が可愛い

気になった点

  • 単一指向性なので、基本的にソロ使用
    (専用の交換カプセルRODE ( ロード ) / NT45-Oを購入すれば、無指向性に変更は可能)
  • ケーブルがNT6専用なので、故障したら修理しかない

 

私は、ギターの生の音だと厳しいコンサート(広いホール、響きがデッドな会場、にぎやかな場所)では、このNT6とアコースティックギター専用アンプAER ( エーイーアール ) / Compact60/4で、実際に運用しています。

最強のアコースティックギター用アンプ

AER ( エーイーアール ) / Compact60/4

余談ですが、このAER ( エーイーアール ) / Compact60/4は、クラシックギターには最強のアンプです。

RODE / K2

RODE ( ロード ) / K2
RODE ( ロード ) / K2

そして今回、2021年に新たに購入したのが、このK2です。

1つ前に紹介したNT6は、コンサート用として購入したので、自宅録音にはM5 Matched Pairを使ってきました。
ですが、M5も長年使ってきたし、EQを加工しなくても良いマイクが欲しいと思っていたので、今度は今まで使ったことがなかった真空管のマイク(K2)を購入しました。

結論からいうと、これでマイク探しの旅が終わりました。

良かった点

  • 真空管のマイクは、倍音も広く拾ってくれるので、倍音が特に多いギターとの相性が抜群
  • 音色に暖かみが増した(比例して、ギラギラした感じが少なくなった)
  • 低音がすごくふくよかになった
  • EQが全く必要なくなった
  • 指向性が無段階で調節できるので、小編成のアンサンブルの録音も可能
  • 音程の変化やチューニングのズレが、はっきりわかるようになった

気になった点

  • プリアンプが重く、持ち運びにはあまり向かない
  • 専用ケースがデカい
  • 真空管は、湿気に弱いらしい

 

RODEのマイクの中でも、なかなかに高価なマイクですが、大満足です。
クラシックギターに適したハイエンドなマイクが欲しいという方には、このK2を勧めます。

RODE / K2で実際に録音した動画

まとめ

RODEのM5 Matched Pairに魅了されてから、気づけばずっとRODEのマイクばかりを使ってきました。
そして、RODEのNT6、そしてK2というハイエンドな真空管マイクに出会い、私のマイク探しの旅は一つのゴールを迎えました。

私はたまたまRODEにハマり、RODEのマイクしかオススメできませんが、
他にも個性に富んだ色々なメーカーのマイクがあります。
このブログが、一つのご参考になれば嬉しいです。

最後に私の結論を、自信を持ってお伝えします。

クラシックギターと真空管のマイクの相性は、最高です!
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